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2008年07月05日

金箔押し ~金具~

今回はお寺様の厨子〔厨子本体は釘が使われていない、古いものです〕
の金具を補修。
当初、色戻ししましたが、ご住職様のご要望で
金が良いとのことで、『箔押し』しました。

色戻ししているのできれいな茶色になっています。

①箔押し剤を塗る。
②約3分待つ
③糊がきいてきます。
④糊が薄くなるまでカーゼで円を描くように拭きあげます。
 (結構、腕がこわりますface10

『箔押し』はのりが薄く均等にすることがキレイな仕上がりに左右します。



コンマ何ミリの金箔を丁寧に金具の上に
おいていきます。

最後に綿で『箔を押します』

綿で押していると細かい金箔が落ちてきています。
これは重要な修理道具です。
細かい穴埋めに最適です!!




ひとつ、ひとつ丁寧に仕上げます。

金箔は手で触れると剥がれします。
細かい粒子で押されているのです。

それで、最後に『箔止め液』を丁寧に
塗りあげて完成です。







逗子の塗り替えも架橋に入っています。
仕上がりをご期待くださいicon09










  


Posted by お地蔵さん at 13:37Comments(0)お仏壇修理